お気に入りブログ
カテゴリ
以前の記事
2024年 01月 2023年 01月 2022年 01月 2019年 04月 2019年 01月 2018年 01月 2017年 10月 2017年 08月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 05月 2014年 02月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 01月 画像一覧
検索
その他のジャンル
|
2016年 08月 06日
1階のカフェスペースにも涼しさを感じて頂けるように、間仕切りの襖をはずし、御簾を掛けることにしました。御簾は時代劇などで稀に見かけることあると思いますが、高貴な方のお姿がそのまま見えないように下げているものです。また、お茶席でも夏の間の部屋の仕切りとしても用いることがあります。
手に入れたアンティークの御簾。 すだれよりもっと細い蘆が使われており、 四辺の裂も名物裂の写しなどが使われています。裂の柄は唐草文鳳凰でした。 御簾を掛けるための金具。 長押に挟み込んで掛けるようになっています。 御簾を掛けました。 撒いた御簾を掛ける金具は銅製。こちらも唐草文が鍛金されています。 御簾を下げたところ。 御簾は両手で巻き上げ~下げを行ないます。 暗がりの室内から明るい坪庭を望んで。 繊細な光の透け具合が涼しさを増してくれます。 外した襖は押入れに仕舞いました。 押入の奥行きは昨今は少し持て余し気味なこともあるかもしれませんが、 東山の町家では手前側の60cm程をクローゼットとして利用し、 奥の余ったスペースを建具を仕舞うスペースにしています。 すだれ・葭簀は夏の日除けに良く用いられますが、御簾を実際にご覧頂ける機会は少ないでしょうか。 『豆月』にお越しの際はぜひ御簾もご覧頂けますと嬉しいです。 明日はもう立秋。 もうまもなく涼風が吹き始めるでしょうか。 暑い日が続きますが、皆さまも暑さに負けないようお過ごしください。
by jell-architects
| 2016-08-06 12:00
| 金沢町家改修
|
ファン申請 |
||