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2016年 02月 04日
大工さんが小間の茶室の各部材の加工に現場を暫く離れられていましたが、今日、関西出張から戻ると小間の茶室の工事に取りかかられていました。 伺うと、昨日の午後から始めた作業とのこと。 仮組みしているとはいえ、柱を立て、桁を組むまでの作業が速く竹の垂木が入り始めていました。 東山の町家の改修に際し、小間の茶室をつくりたいと当初から考えてきたのですが、お茶事を催すことができるようにしたいという希望とあわせて、平面的な広さだけではなく、小さくとも変化のあるとても豊かな空間を持ちたいとの考えもありました。 一方で、自分がこれから恒常的に使う茶室でもあるので、独創性のある茶室ではなく、本歌がありこれまでに先人たちが写しをつくってきた茶室のうちから、最小の茶室の写しを創意も少しだけ足しながらつくることにしました。 参考にした茶室は世田谷区にある猪股邸の小間の茶室。 本歌は裏千家のお家元にある今日庵。 私は流派も異なるため、本歌を拝見することは叶いませんので、猪股邸に通って計画を練りました。 猪股邸では茶道口から茶室内を拝見できます。 大きな色紙窓など本歌とは異なる箇所もあります。 大工さんの組み立て風景。 外部で建物を組立てるのとはことなり、6畳程の玄関土間に新たに茶室をつくるため、 天井や壁が作業スペースを制限する中での組み立て。 材料の取り回しにも苦労しながらの作業です。 通常であれば、柱を立てる礎石を据えてからの作業ですが、 大工さんの提案で床を仮組みし、レベルを確保した上での組み立てとしています。 土塗り壁の仕上をする個所のうち、 茶室の影になり後々の工事が出来ない範囲は 左官屋さんも合い番で作業をして下さいます。 竹垂木の取り付けのために、柱天端を加工する大工さん 明日以降もひきつづきます。
by jell-architects
| 2016-02-04 23:00
| 金沢町家改修
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