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2016年 06月 13日
昨今は安価な中国製の簾も出回っていますが、寸法がぴったりではないこと、また長い期間使えるよう、耐久性も欲しいため、簾職人さんに製作をお願いすることにしました。 金沢では今でも夏には蘆戸をみかけることが多く、簾職人さんもまだまだ多くの方が現役だと思い込んでいたのですが、今では簾をつくらる職人さんは1件だけしかありませんでした。 金沢の海の近くにある稲土製簾所さんへ。 お電話してお伺いしたところ、作業中にもかかわらず、 丁寧に相談に乗って下さいました。 軒先簾とあわせて茶室簾も一緒に相談。 蘆の節の処理がとても丁寧です。 蘆の太さも選ばせて頂きました。 以前は、節を遠山に見立てた蘆戸用の簾など 凝ったものもつくられていたとのこと。 現在は金沢からの注文よりも、 京都や東京からの注文の方が多いそうです。 製作して頂いた簾。 蘆は長持ちするように太めのものを使っています。 胡麻竹の両面使い。傷み具合により、裏返して使うことができます。 掛ける下地はDIYにて製作。折れ釘をつけて、簾を掛ける準備をします。 釘は予算の都合上、汎用の二重折れ釘を使用しました。 製作して頂いた簾を掛けたところ。 巾・高さともぴったりです。 簾を掛ける前は、塀の上が気になりましたが、 和室にカーテンを用いられている方もいらっしゃるかと思いますが、 オーダーするのであれば、簾でもさほど金額は変わりませんし、設えと空気感、実際の風通しは断然簾の方が良好ですので、ぜひご一考頂ければ嬉しいです。 取り付け方法が判らないこともあるかと思います、その際はご相談ください。
by jell-architects
| 2016-06-13 20:00
| 金沢町家改修
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