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2016年 06月 06日
豆月でのカフェ営業にて、畳(正座)で過ごすのが辛い方にどうやって快適に過ごして頂くか、ずっと悩んでおり、一年以上かけて探していましたが、背のある座椅子ではなく、コンパクトでかつ、座れるもの、そして美しいものはなかなか見つかりませんでした。 そんな中、漸くとてもステキで私たちの使い方にもぴったりな座椅子に巡り会うことができました。 木工 七木さんは奈良に工房を開かれていて、カラフルな座面のスツールや、正座用の椅子として座キノコを作られている作家さんです。商品についてお伺いしている際に、座面に着物帯を用いたものもあるとのことを教えて頂いて、私たちも手持ちの古い帯にて座面を誂えて頂くことにしました。 サイズと使用感が確認できるようにと、 帯を座面にした座キノコをお借し出し下さいました。 実物はとても小さくて可愛いサイズです。 七木さんに旅立つ帯たち。 どんな仕上がりになるかワクワクです。 豆月のオープンを前に届いた座キノコ。 帯を2種ずつ使い、2脚つくって頂きました。 帯の色柄により、割付け方を変えて頂いたりと、我侭な注文も。 この座椅子、実は折り畳み&持ち運びが出来るようになっています。 コンパクトでバックにも入りやすく、お茶席にて使う際にもとても重宝すること間違いなしです。 脚は山桜と胡桃。日本の山の樹々を帯色に合わせて、お願い致しました。 縁側に佇む座キノコ。 苔の庭を眺めながらお茶をするのにも良し。 「豆月」のお席ではこのように使って頂く予定。 手前の座布団も茶席版なのに、更にコンパクト。 畳の上でもキズがつかないように、配慮もして下さっています。 「豆月」のオープン後は人気のお席になってしまいそうな座キノコたちですが、 皆さまにも、可愛がって頂けると嬉しいです。
by jell-architects
| 2016-06-06 12:00
| 金沢町家改修
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